この頃、日本が未来の国のように思えている。
この時代に存在してはいるものの、日本を覆っている時間の流れは兎に角速い。
言葉にすると格好良く聞こえるかもしれないが、寧ろ悪い意味でそれを感じている。
長い間ライフスタイルがテクノロジーによって激変しているのに、
それにシステムひいては自分達が追いついていけていない。
特に法律の内容はほとんど変化していないように感じる。
例えばテクノロジーを駆使した犯罪が猛烈な勢いで増えているのに、それをまともに
裁けない。残念だが株のオンライントレードを駆使してその資金源としている暴力団の方が
よっぽど時代の流れに乗っているように思う。
そしてこのズレが次第に大きく膨らんでいる。
あまりそのズレを解消するような材料は自分が探している範囲では見当たらない。
結果的に遠くない将来に取り繕うことすらできない大きさのズレになるような気がしている。
そんなことを考えているうちに子供の頃に読んだカタツムリの絵本を思い出した。
タイトルは忘れてしまっていたが検索すると
レオ・レオニ作の「せかいいちおおきなうち」だった。
自分の殻に変化を与える知恵をつけたカタツムリ達が競い合ううちに破局を迎える物語だ。
美しい絵とその結末が幼い心に衝撃を与えた時のことを今でも思い出す。
作家の方がアムステルダム出身の人だとは知らなかった。もう亡くなっておられるのも残念だ。
Wednesday, January 16, 2008
The Biggest House in the World
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